生粋(東京都豊島区)

石焼麺せいろ(900円) ★★★ 2006-052
近々麺屋横丁に入るとの噂がある生粋だが、その前に一度本店で食べておこう。池袋西口の怪しい界隈にお店を発見。えーっと、隣は風俗店ですか・・・ 入口には大きく「拉麺」の文字の暖簾がかかっている。その手前に4・5人並んでいた。15分程待って、ようやく店内へ。厨房を取り囲むようにカウンター席が配されていて、炉端焼き屋のようである。カウンターには何故かビー玉のようなものが所々に埋め込まれている。食券を買って、石焼麺せいろを注文。しばらく待っていると麺とつけタレが登場。店員さんが焼かれた石の入った器の中にタレを注ぐと、じゅわっと焼ける音が聞こえてつけタレが完成。肌白の中細麺はよく締められていて、素朴な味わい。つけ麺なら、もうちょっと太くて食べ応えがあった方が良いかも。つけタレはこげ茶色のどろっとしたもの。それもそのはず、塩焼きしたサンマを使ったかえしを用いている。サンマの味が存分に詰まっているが、腸の部分の濃い味も感じられる。よく考えた面白い味だが、つけタレは思った程熱々ではなく、3口4口食べているうちに冷めてしまった。どうせなら、白神@関のように途中で焼き石を投入してくれれば良いのに。麺の上は具沢山で、煮玉子、水菜、メンマ、チャーシュー、ネギに刻み海苔。メンマ、チャーシューとも味は強くなく、ちょっと物足りない。ま、でも十分に美味かった。本当に名古屋に出店するなら楽しみである。
住所:東京都豊島区池袋2丁目12-1 電話:03-5950-2088
海神(東京都豊島区)

あら炊き塩(700円) ★★★ 2006-051
名にし負う石神様プロデュースのお店。池袋西口から地下道を抜けて、立教大学のすぐそばへ。地図が大まかだったので少し迷ったが、ビルの1階にお店を発見。おお、隣は麺屋ごとうですか。18時前に店に着いたが、あれっ?、客の姿はなし。訝しく思いつつも、中に入る。店内には大きく「本日のあら 鮭・鰤・鱈・平目・金目鯛」と貼り出されている。ここの名物、あら炊き塩はこれらの旬の魚を使ってスープをとるそうな。組み合わせによっては毎日味が違うこともありそう。もちろん、これを注文。しばらく待って、白い器に運ばれてくる。琥珀色に澄んだスープを口にすれば、かなり塩気が強いが、刺さるような刺激ではなく、旨味のある塩気である。5種の魚のアラから取ったというが、魚臭さはなく、じんわりとした旨味が拡がっている。麺は中細のやや縮れたもので、やや柔らかめの茹で具合。2種の小麦をブレンドした特注とのことだが、味はスープに押され気味か。麺の上にはミョウガ、大葉、白髪ネギ、針生姜、糸唐辛子の5種の薬味が盛られている。これらを麺やスープに加えれば、味が劇的に変化する。クセのあるミョウガも合うから不思議である。具には、金目鯛・いとより鯛のすり身に海老を練りこんだつみれと、軟骨を練りこんだ鶏つくね。前者はふわっと、後者はコリコリとした食感が楽しい。麺と具を食べ終わった後に焼きおにぎりを入れるのが名物らしいが、連食なので泣く泣く断念。またリベンジしたいところ。店を出る頃には店内は満席になっていた。すぐ近くの立教大生が羨ましい。
(2006年閉店)
住所:東京都豊島区西池袋3丁目33-17 電話:03-3987-3620
瞠(東京都豊島区)

らーめん(700円) ★★★★ 2006-050
【瞠】「みはる」と読む。渡なべの渡辺樹庵氏プロデュースとのこと。夕方、東池袋の駅から高速沿い歩くとお店を発見。間口は狭いが奥に長い店舗。どうやら夜の部の一番客のようである。券売機の前でらーめんかつけめんに迷い、今回は前者を選ぶ。背の高いカウンター席に座ると、まるでバーのような雰囲気。ご丁寧に「魔王」や「兼八」の瓶が置かれている。奥の厨房かららーめんが運ばれてくると、巨大なメンマが目を惹く。茶濁したスープからは、節系の臭いが強烈に漂ってくる。これだけでもうやられそうだった。スープを口にすれば、豚骨をベースに鰹節の風味が激しく口の中を襲ってくる。渡なべのスープは無骨に感じたが、ここのはそれを更に昇華させたような美味さである。まさにディープインパクト。煮干も効いて、非常に飲みやすい。太めの麺は肌白でストレート。スープに引けを取らない存在。渡なべゆずりの極厚メンマ×3は、厚さの割りには柔らかく、甘味と旨味が溢れる逸品。肩ロースのチャーシューはぷりんぷりんとした食感で、非常に肉気に満ちている。何もかも手放しに美味かった。今回食べ歩いた中でベスト。
住所:東京都豊島区東池袋1丁目31-16東商ビル3 電話:03-3971-7974
斑鳩(東京都千代田区)

らー麺(650円) ★★★ 2006-049
飯田橋からしばらく歩いて行くと、飯田橋1の交差点の近くに斑鳩を発見。店の前には入口から少し離れた所に10人弱の行列ができている。イケメンの店員さんに呼ばれて店に入る。店員さんは5人とも男性だが、黒い衣装で揃えられ、シャツは一番上までボタンをする程徹底している。物腰も柔らかく応対も非常にソフトで、威勢はなくても非常に心地良かった。内装や雰囲気もセンスを感じる。限定メニューに激しく心惹かれたが、ここは我慢してデフォのらー麺を注文する。紫色(?)のご主人が手際良く作って、待たずにらー麺が出てきた。衣紋の美しい丼の中から、ぷ〜んと魚介の良い匂いが漂ってくる。これは期待できる。軽くトロみのあるスープを飲めば、鰹節や昆布の上品な風味がぷわーっと口の中に広がる。マイルド、本当にマイルド。強引な表現だが、大須和樂をもっと上品にした感じか。麺は中太の縮れたもので、麺密度の高そうなしっかりとした歯応え。もっちりとした食感だが、後味がちょっと気になった。具はシンプルにチャーシュー、メンマ、海苔。スープの風味を保つためか、ネギすら入っていない。いずれもスープの風味を損なうことなく、それぞれに風味を秘めている。大勝軒の後でもきっちり完食。限定をハシゴしようかと思ったが、これは次回にとっておこう。店を出ると、行列は20人に伸びていた。そうまでして食べたいのも納得である。
住所:東京都千代田区九段北1丁目9-12 電話:03-3239-2622
ホームページ:http://emen.jp/ikaruga/
大勝軒(東京都豊島区)

特製もりそば(650円) ★★ 2006-048
今や日本各地に乱立する大勝軒。その総本家(?)が東池袋のお店だが、来年には再開発で立ち退くことになっているらしい。行列することで有名だが、折角なので立ち退く前に食べに、いや、並びに行こう。少し道迷って9時40分に店に着けば、すでにおっちゃんが1人座って待っている。古びた店舗の目の前には42階建の高層マンションが建設中である。10時を過ぎて行列が延びていくと、10時20分になって暖簾がかかった。11時開店と思い込んでいただけに、ラッキー! 隣の客と肘がぶりかりそうな手狭で年季の入った客席。入った順は関係なく注文がとられていく。特製もりそばを注文。厨房の様子を見ていると、数人がかりで5・6人まとめて作っていくようである。しかも、ラーメンから先につくるようで、もりそばは後回しにされた。しばらくして、大ザルに2杯分の麺が茹で上がる。大ザルは見るからにかなり重たそうである。丼に山盛りになって麺が登場。太めの丸麺はやや柔らかめの茹で加減で、つやつやとした肌。ちゅるちゅると口に入っていく。思ったより小麦の風味は控え目で、その分ソフトに感じる。それにしても、量が多いなぁ(笑) つけタレは他の大勝軒で見るより色が薄いなぁと思っていたら、掻き混ぜると一気に色が濃くなった。底にタレが貯まっていたようである。当然ながら甘辛酸っぱいのだが、それぞれの味はきつくはなく、バランス良く感じる。掻き混ぜる前のつけタレからは、野菜や動物系の旨味がよく伝わってきた。つけタレの中にはゆで卵が半分とチャーシューが沈んでいる。チャーシューは思った程味が濃くなくて柔らかかった。11時に店を出ると、行列は全くなかった・・・ ともかく、立ち退きになる前に並べて、食べれて良かった良かった。
住所:東京都豊島区東池袋4丁目28-3角ふじ荘 電話:03-3981-9360
ホームページ:http://www.tai-sho-ken.com/
どうとんぼり神座(東京都新宿区)

おいしいラーメン(700円) ★★ 2006-047
朝5時に新宿駅に到着すれば、気温は0℃。ガタガタ震えながら朝ラー求めて歌舞伎町へ。この時間でも人が多いのはさすが。ほぼ2年ぶりに神座へ。隣の天一も営業していたが、さすがに朝から天一は無理。神座、こんな時間でも1階のカウンター席はほぼ満席。朝まで遊んでいた若者連中から、風俗嬢と思しき人まで多士済々。デフォのおいしいラーメンを注文。いつもながら、強気なネーミングである。フレンチ帽のスタッフが中華鍋を振ってスープを作る。大きな口の器に盛られてラーメン登場。透き通ったスープは、例によってすき焼のわりしたを薄ーくしたような甘さに満ちている。ザク切りにされた白菜の甘さがよく出ている。朝一でも飲める味である。中細ストレートの麺は、異様にツルツルとした口当たり。ここまでツルツルだと、ある意味恐い。結構歯応えはある。具は白菜とチャーシューだけ。このラーメンはある意味白菜が主役。チャーシューは思ったより厚くて多目。脂もよくのっている。ニラを投入すれば、スープに生臭さとパンチがアップする。最後の方は口の中がヒリヒリしてきて、さすがにスープまでは飲みきれなかった。お品書きに「2回食べると病みつきになる」とあるが、どうもそんな気はしないのだが・・・
住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目14-1 電話:03-3209-3790
ホームページ:http://www.kamukura.co.jp/store/shinjyuku.html


