遊食 空海(島根県出雲市)

冷やし地獄らーめん(880円) ★★★ 2008-141
次いで、冷やし地獄らーめんを注文。一昨日来た時に、ちらっと話を聞いた新登場の限定メニューである。白い平皿の中央に、やや小盛り気味だが丁寧に盛られている。赤く染まった麺はキムチの素で和えてあるのか、舌も唇も刺激的に辛い。食べる前に「辛いのは大丈夫?」と念を押されていたが、なるほど、これはヒリヒリくる。とはいっても、トマトとパイナップルの甘酸っぱさがしっかりとあるので、辛いだけではない、独創的な味。マヨネーズも添えられているが、この味のバランスをじっくり味わいたいところ。麺は中太のもので、よくしめられてもっちり感がある。できれば、もう少し量が欲しいか。麺の上にミンチ・ネギ・味玉・キュウリが盛られて、いや、積まれている。ミンチはねっとりとして、対照的に甘めの仕立て。これまたあっという間に食べ切ってしまう。辛さがしばらく後を引いた。それにしても、ご主人の調理の引き出しの多さには驚かされるばかりである。
住所:島根県出雲市白枝町539-6 電話:0853-22-3870
遊食 空海(島根県出雲市)

五目味噌(780円) ★★★ 2008-140
2日前の衝撃が忘れられず、今日もまた空海へ。夜7時半に着くと、またしても先客の姿はなし。島根県ではラーメン屋は不遇なのか。今日は“まずは”季節の創作ラーメンの五目味噌をお願いする。しばらく待って、野菜を大量に盛ったラーメンが登場。芳醇な赤味噌(?)の旨味が強く出て、そこに野菜の味が溶けている。味噌辛さの全くないマイルドな味わいだが、あのスープの旨味が隠れがちになるのは否めない。麺は中太のやや縮れたものを使い、まずまずもっちりした食感。チャーシューは脂の少ないものが解されていて、野菜はキャベツ・モヤシ・ニンジン・インゲン・ネギ・ヤングコーン。途中で別の器に入った自家製のマー油を加える。マー油といってもニンニク臭さはなく、風味付け程度かな。食べ進めると、スープの奥底からアサリが出てきた。これも充分に美味いが、さすがに南仏風らーめんのインパクトには及ばない(笑)
住所:島根県出雲市白枝町539-6 電話:0853-22-3870
ひばり(島根県松江市)

鶏濃らあめん(780円) ★★ 2008-139
島根大学の近くにあるお店。外装は町屋っぽく、内装はバーっぽく、非常に凝った作りである。20席以上ありそうだが、夜8時過ぎでも先客1組だけ。カウンター席、随分と背が高い。お品書きを見ていると、限定メニュー「鶏濃(とりこく)らあめん」の文字が目に入る。鶏鶏星人としては、これは見逃せない。初めてだとノーマルなラーメンを頼むところだが、掟を破ってこれをお願いする。洛二神っぽい器でラーメンが登場。黄土色したスープは思いの外サラリとしている。飲んでみて、思わず眉に皺がよる。え? 鶏の旨味はどこ? トッピングのキャベツの甘味が勝っていて、鶏濃(とりこく)とは程遠い。ただの白湯スープにしか思えない。わずかに味噌が香るか。麺は平打ちの縮れたもので、プリっとした食感が楽しい。具はチャーシュー・キャベツ・モヤシに温玉。チャーシュー、ハーブでも加えているのか結構香ばしい。温玉、ラーメンのスープにこの冷たさはどうか。最後の方になって辛うじて鶏のコクが感じられるようになったが、あまりにもタイトルとかけ離れていて、なんとも疑問符が並ぶ1杯だった。
住所:島根県松江市学園2丁目10-16 電話:0852-61-1151
HP:http://www1.megaegg.ne.jp/~lark-koya/image/menyahibari.index.html
だんだん家(島根県松江市)

つけそば 醤油(750円) ★★ 2008-138
松江市内のラーメン屋を物色して、松江城の北にあるだんだん家へ。作りは奥に長く、昭和レトロ感を出した内装。汁なしやらスタミナやら色んなメニューがあるが、手堅くつけそばを醤油で注文する。平打ちの角麺は200g盛られていて、ツルツルとした口当たり。玉子麺を思わせる風味の強さがある。つけダレはほんのり甘酸っぱい風味で、レンゲにびっしり纏わりつく程魚粉が入っている。かといって魚臭いわけでもなく、バランス良くあっさりめに仕立てられている。チャーシューはやや塩気が強く、細切りのメンマは居酒屋のつきだしのような味。スープ割りして平らげる。東京とかでありそうな、程好くまとまったつけ麺。松江でこの手のつけ麺が食べられるとは、意外だった。
住所:島根県松江市春日町151-5 電話:0852-32-0575
遊食 空海(島根県出雲市)

南仏風らーめん(880円) ★★★★ 2008-137
島根配流でちょっとだけラーメン2杯目。空海らーめんに大満足したので、2杯目を頼むことに。横を見やれば、限定の案内が。昼・夜で各7食という、南仏風らーめんを注文。しばらく時間がかかるとのことだが、ここならいくらでも待てる。ご主人が厨房を左右に行き来してスープを作っている様子。パンが乗った別皿を添えて、南仏風らーめんが登場。こ、これはラーメンですか? ドキドキしながらスープを掬えば、トローりと重みがあり、まるでポタージュのよう。口の中でバターの風味が溶け出し、その中で魚・貝の旨味がしっかと生きていて、ほんのりとニンニクも香る。上質なブイヤベースを飲んでいる気にさせられる。濃密なコクを感じつつ、トマトの酸味がそれを更に引き立てている。これはたまらない。麺はさっきと同じものか。中細でゆったりと縮れていて、スープをよく絡ませる。スープの中にはエビ・ホタルイカ・アサリ・ムール貝に、ソテーされた白身魚が。これらが旨味の源か。別皿のパンはサクサクとして、アイオリソース(ニンニクマヨネーズ)をつけるも良し、スープに浸すも良しである。これほど洋風のスープとマッチしたラーメンは初めてである。驚きつつ、喜びを噛み締めつつ、2杯目も完食。危うく3杯目を注文しそうになった(爆)
住所:島根県出雲市白枝町539-6 電話:0853-22-3870
遊食 空海(島根県出雲市)

空海らーめん(600円) ★★★ 2008-136
島根配流でちょっとだけラーメン1杯目。偉大な先達から“島根に行くなら空海へ行け”と煽られていたので、夜に出雲市の空海へ。19時半でも先客の姿はなく、ちょっと不安が過ぎる。いきなり限定というのもアレなので、まずはデフォの空海らーめんを注文。フレンチの出というご主人が手際良く作業する。器が置かれるや否や、芳醇な魚系の匂いが漂う。一口飲めば、想像以上にパワフルな魚介の風味が押し寄せてくる。この強さはマグロか? 節系だけでは出せない、多層的な魚の旨味が溢れている。麺は中細でややウェーブが加わり、滑らかな口当たり。スープの旨味をよく纏う。味玉は箸で持っただけで分かる出来の良さ。ほんのり味付けされ、割ればトロトロの黄身が零れだす。チャーシュー、崩れる寸でのところの軟らかさで、甘くて肉気たっぷり。スープの風味にも負けない味。これがデフォルトで、しかも600円なら大満足できる。迷わずもう1杯注文しよう。
住所:島根県出雲市白枝町539-6 電話:0853-22-3870


