一信(大阪市此花区)

つけそば(900円) ★★★★ 2007-182
「大阪ゴールデンコースツアー」第2弾。弥七で食べ終えると、関西ラヲタ界にその名を馳せるK師匠がご登場。ご一緒していただいて、此花区の一信へと向かう。的確なナビゲーションで全く迷わずに店の前まで着くことができた。繁華街から離れているということで、知っている人だけが訪れそうな佇まいである。K師匠がいたので、すんなりご主人と挨拶できた。夏季限定のつけそばがあるというので、迷わずこれを注文する。作業するご主人の顔は真剣そのもの。やがてお盆に乗せられて、つけそばが登場。褐色の麺の艶やかさに目を奪われる。早速麺だけを啜れば、麺が口の中に入った瞬間から黒小麦独特のやや重みのある風味が伝ってきた。中細麺の肌には潤いがあり、よく締まって噛み応えもしっかり。そばに似た麺というと京都の高倉二条を思い出すが、高倉二条の麺には妙にボソボソ感があって、つけ麺の麺としては昇華しきれてなかったのに比べ、見事なまでに黒小麦を活かした麺とならしめている。白ネギがたっぷり浮いたつけダレは、甘さや酸っぱさには頼らず、豚・鶏の動物系といりこのダシがよく効いた、妙に懐かしさを感じる味。ふと、秋田で食べた料理の味が頭を過ぎった。麺との相性も文句なし。麺をどっぷりつけるも良し、半分までつけて食べるも良し、である。別皿にはチャーシュー・味玉・小松菜、そして、にこごり。小松菜は茎の歯応えが楽しく、チャーシューは脂はほどほどに、素材の旨味をそのまま引き出している。にこごりにはスープの、とりわけ魚出汁の旨味が詰まっていて、口の中に入ったそばから風味が溶けてきた。美味い! 最後まで飽きることなく、つけダレも割らずにそのまま飲み干して完食。ご主人の拘りをヒシヒシと感じさせる逸品であった。
住所:大阪市此花区春日出中2丁目14-23マンション住田 電話:06-6460-8566
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